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スペインの育成年代の移籍文化【代表ブログ】

バロンピエスポーツマネジメント代表の砂川太希です。
【代表ブログ】と題して記事の連載をして参ります。 
 
日本で11年間、幼稚園児・小学生・中学生・高校生・大学生・社会人と様々な年代やレベルのチーム、サッカースクールや選手たちの指導に携わった後に
2023年7月から2024年3月にかけて、
スペイン・バルセロナにてサッカー指導者として活動しておりました。
2024年8月より再度、スペインに渡り、サッカー指導者として活動する予定です。 
 

スペインの育成年代の移籍文化 

 
スペインでは育成年代でも
クラブチームを移籍する文化があります。 
 
各クラブにスカウトが在籍しており
リーグ戦で活躍している選手は上のカテゴリーのクラブから声がかかりステップアップできます。 
 
もしくは、なかなか試合に出られていない選手は
試合への出場機会を求めて移籍します。 
 
様々なメリットがあり、
選手にとっては
「自分のレベルに適した試合やトレーニングができる」 
 
クラブや指導者にとっては
「同質の集団で試合やトレーニングすることでより効率的に効果を最大化できる」 
 

レベルの合わない環境でトレーニングや試合を行うことは
本人にとっても仲間にとってもクラブにとっても不利益です。 
 
スペインサッカーは育成年代でも
日本のプロと同じように
毎年契約を更新できるかどうかの篩(ふるい)にかけられます。 
 
上位クラブにステップアップできるのか
同じクラブと契約を結べるのか
他のクラブへ出場機会を求めて移籍するのか。 
 
この移籍文化は
留年や飛び級といった教育制度と
同質のメリットを与えていると考えます。 
 
日本の教育制度は
横一線の集団教育、一方向的な講義スタイル、順位をつけない運動会など。。
あくまでも一部の切り取りですが
教育に対してこのようなイメージのある国で
移籍文化が醸成されていくでしょうか。 
 
徐々に個別最適化や双方向性授業など
日本の教育も変化してきているかと思いますので、
今後、日本サッカーの育成年代でも移籍文化が醸成されることも
無きにしも非ずかなと考えております。 
 
言わずもがな、私は育成年代での移籍に関しては肯定派です。 
 

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